先日部屋の整理をしていた所
こんなものが出てきましたw
もう十数年前でしょうか。古本屋でひっそり置かれていて購入した
「ドラゴンクエストへの道」
監修
原作は石ノ森章太郎ってのがなんで?と思いましたが
この本の内容は当時エニックスの
最初のドラクエを作ったクリエーターのドキュメント漫画
プロジェクトX的な感じですねw
ドラクエ25周年という年に偶然出てきたこの漫画本・・・
これはブログで記事にして残しておかねばと思い記事します
登場人物
シナリオライター 堀井雄二さん
この人がいなかったらドラクエもおろかRPGというジャンルが
ここまで確立しなかったであろうRPG界の神様
メインプログラマー 中村光一
ドラクエ1~5までチュンソフトのメインプログラマーで参加
ドラクエのゲームバランスを絶妙にしてきた
縁の下の力持ち的存在でしょうねw
6~7がやけにおかしな感じになったのは彼が抜けたからかなとも
思ってるほどで彼のセンスは素晴らしかった
キャラクターデザイン 鳥山明
キャラクター、モンスター、を鳥山先生がデザインをしてなかったら
ラクエが大ヒットするのはもっと時間がかかったかもしれないほど
存在が大きいでしょうなwゲームの中身がいくら面白くても
最初は見た目から入るものですから・・・・(^ω^;)
ゲーム音楽担当すぎやまこういち
当時小学生低学年だった自分は誰それ?程度でしたが
親戚の音大に通っていた姉ちゃんがそれを聞いて
「ええ!?ゲームの音楽にすぎやまこういちがやるの!?」
と・・・驚いていたのを覚えてます。
それほどの巨匠の人が当時無名だったゲーム作品にOKしちゃうなんて
ある意味エニックス・・・すごいですね
漫画をみる限り・・
ドラクエは家庭用では初のRPG作品
当時のこの時代はアクションゲームとシューティングゲームが主流で
RPGなんて確立されてなかったんですよね・・・
今は確立されてるジャンルだけど
モンスター倒す→LVUP(強くなる)
武器、防具を買ってさらに先の世界に進むという作業は・・・
面白そうだけどなんか難しい?という印象がありましたね
んで今の家庭用RPGの
コマンドウィンドウも
広めたのもドラクエでしょうね
元々ファミコンにキーボードがなくて
コマンドやステータスの数値が
十字ボタン&Aボタンで簡単に選択して
手軽に見れるようにしたらしいのですが・・・
最初のドラクエ1は結構めんどかった
いままでアクションゲームとかしかやってなかったから
最初本当になにもかもがはじめてのRPG作品だったので
このコマンド選択とかっていうシステムがなかなか理解できなかった
「はなす」にしろ当時は北、東、南、西とかいちいち方向でとかだったし
「しらべる」「どうぐ」「とびら」なんて色々めんどくさかった・・・・
扉で閉じ込められてスタートなんだ!?とか突っ込みを入れてましたが
ただこの本の内容だと
王様の部屋でコマンドの意味を理解するために
宝箱を開ける「とる」
兵士が今後の情報をくれたり「はなす」
宝箱の中の鍵で扉を開ける「とびら」
この作業をやった上でドラクエの遊び方を理解するって事なんでしょうね
私この王様の部屋に出るのに
友達と・・・説明書何度も見て
当時2時間かかりました
次は戦闘ですね・・・
当時選択で「たたかう」「にげる」「呪文」「どうぐ」
ええ!?これが戦闘!?って思いましたもん(゚Д゚;)
アクションゲームばかりやっていたので
いままではジャンプしてよけてボタンで攻撃とかでしたら
文字と数値で想像力で楽しむという
その面白さに気づくのは
結構時間がかかりましたねw
なんで逃げられないんだよ!!とか
剣で斬るとこ、呪文とか動いてる画みたいとか
それは後の最新ハードでのシリーズ作でそれは叶うのですがねw
そしてRPGでいう敵との強さの観点
すぐにどこの場所でもいけると思ってたら
いきなり強いモンスターがいて
そいつを倒すには今いる場所で楽に倒せる敵を
たくさん倒してLVUPして強くなり
その強いモンスターを倒していく!!という
作業をはじめて理解しておお~すげえ楽しいよ!!
どんどん強くなっていく!!って感じましたねw
ドラクエ1をやって・・・・
しかし漫画を見る限り・・・なにもかもが
新しいジャンルへの挑戦
そりゃ~作るのは大変だったでしょうね
限られた容量・・・・ゲームのバランスとか
そして完成寸前に、
大きなトラブルが・・・
戦闘が単調になる事実・・・
でもこのままの仕様で
ゲームを発売したくない
当時無名のゲームで発売延期なんて
メーカーとしてはどうしても避けたい
しかし・・・
中村さん堀井さんの説得で
ゲームを延期にして
ゲームの再調整通る
そして・・・・・
無事完成
そして伝説へ・・・・・・
多少・・・漫画の演出で過剰に描かれているかもしれませんが
でもはじめての家庭用のRPGというジャンルに
妥協しないいい作品を作る当時のエニックスの挑戦!!
今のドラクエにこの熱意・・・あるのだろうか